「私は、エレナと申します。魔法堂で、ただ一人の店員として、働いております」


「それで、僕はジェームス。エレナやみんなからは、黒うさぎって呼ばれてるんだ」

「黒うさぎ…?」

「まぁ、気に入ってるからいいけどね♪」

「はぁ…」


賢也がため息混じりの返事をした。