「ジェームスさん、どうしたんですか?」
「コレ…。」
「え?」
ジェームスさんが指差した先には、葉奈の死体。
「コレって言ったって葉奈の…。」
「そうじゃなくてっ…!左の手の甲っ…!」
「手の甲?」
アタシは裏向きになった葉奈の左手をひっくり返し、手の甲を見た。
「えっ…?!何これ…?!」
そこには、血で一筆書きをしたような赤い星。その星から一本の線が伸びて、葉奈の着ていたパーカーの袖の中に消えていた。
「葉奈…、ゴメン。」
アタシは葉奈のパーカーを脱がして、線をたどった。キャミだけになった葉奈の左胸には手の甲と同じ形の星が線で繋がっていた。
「アタシが運んだ時、こんなの無かったよ…?」
「ついさっき、急に浮き出てきたんだ。」
「浮き出て…?」
アタシはその星を触った。よく見ると、上から書いたのではなく、皮膚の内側に書かれたような感じだった。
「どういう意味なんだろ…?」
「…。」
謎は増えるばかりだった。
「コレ…。」
「え?」
ジェームスさんが指差した先には、葉奈の死体。
「コレって言ったって葉奈の…。」
「そうじゃなくてっ…!左の手の甲っ…!」
「手の甲?」
アタシは裏向きになった葉奈の左手をひっくり返し、手の甲を見た。
「えっ…?!何これ…?!」
そこには、血で一筆書きをしたような赤い星。その星から一本の線が伸びて、葉奈の着ていたパーカーの袖の中に消えていた。
「葉奈…、ゴメン。」
アタシは葉奈のパーカーを脱がして、線をたどった。キャミだけになった葉奈の左胸には手の甲と同じ形の星が線で繋がっていた。
「アタシが運んだ時、こんなの無かったよ…?」
「ついさっき、急に浮き出てきたんだ。」
「浮き出て…?」
アタシはその星を触った。よく見ると、上から書いたのではなく、皮膚の内側に書かれたような感じだった。
「どういう意味なんだろ…?」
「…。」
謎は増えるばかりだった。