「ジェームスさん、何て?」
珠璃が心配そうな顔で聞いてきた。
「ジェームス、もうすぐ迎えに来るって。」
「そっか…。」
「どうした?」
「あの話…、聞いちゃったから、ジェームスさんとどう接していいのか分からないの…。」
「…別に普通でいいと思うけど?」
「普通で?」
「ああ。変に意識してもしゃーねーじゃん。」
「そっか。」
「…多分もう着くと思う。外出るぞ。」
「うん。」
俺達は外に出るために、部屋を出て、下におりた。