「そこのソファーに座って待っといて。なんか飲み物持って来る。」
「ありがと。」
アタシはダニエルが言っていたソファーに腰掛けた。見た目以上にふかふかで、気持ち良かった。


って!
何リラックスしてるの、アタシ?!
ココは人殺しの部屋…。
何があるかわかんないじゃん…。


―コンコン☆
「入るぞ?」
しばらくして、手におぼんを持ったダニエルが戻って来た。
―カチャ…。
「はい。飲んでいいから。」
ダニエルがミニテーブルに置いたマグカップには、温かそうなココアが入ってい。
「わあ…!アタシ、ココア好きなんだ♪ありがとう。」
アタシは飲もうとして、マグカップに伸ばした手を止めた。