「とりあえず、俺の部屋に居とけ。案内するから。」
「うんっ…!」
アタシ達は、階段を登って二階に行った。ダニエルの家は、無駄に大きいような気がした。
「ここが俺の部屋。」
―キィ…。
「う…わ~!」
アタシはダニエルの部屋に驚いた。
「ココ…、本当にダニエルの部屋?」
「ああ。なんか変か?」
「いや…。そうじゃなくて…。」
「そうじゃなくて?」
『人殺しの部屋に見えない。』
言いかけて、止めた。


ダニエルの部屋は、きれいにモノトーンで揃えられていて、ごく普通の部屋だった。