ダニエルは、赤茶色の髪で
瞳はカラコンをいれているような赤。
身長はジェームスさんと同じくらい。

ソフィーは、くるん、と内側にカールした金髪で
瞳はアタシと同じ茶色。
みた所…。
まだ九歳くらいかな。


「ダニエル、どうして人を殺すの?千尋さんもダニエルが殺ったんでしょ?」
「殺るって言うな。」
「そうでしょ?」
「そうだけど?」
「理由は?」
「理由なんか別にねぇよ。」
「じゃあ、殺すのをやめて。」
「それは無理。」
「どうして?」
「…もう行け。」
「え?」




「…り!じゅ…り!珠璃!」
「ん…?」
アタシはいつの間にか、夢から覚めていた。
「珠璃!」
「賢…也…?」
「珠璃…!はぁぁ…。心配させんなよ…。ジェームスさん!珠璃が目ぇ覚ましました!」
「本当?よかった…。大丈夫?」
ジェームスさんが優しくアタシの頭を撫でた。
「ジェー…ムス…さん…!また…人が…殺され…た…!」
「え…?また?」
アタシは力無くコクッと頷いた。
「男性が…殺されて…。だ…ダニエルと…ソフィー…。」
「?!今…何て…言っ…た…?」
ジェームスさんの顔が一瞬にして曇った。
「…?男性が…。」
「その後!」
「ダニエルと…ソフィー…。」
「…そいつらが殺したのか?」
「は…い…。」