次の日からは体育祭の練習がはじまる。

みんな日焼け止めを塗っていた。

私は日焼け止めを忘れてしまった。

貸してもらおうと声をかけようとしたが、

「ねぇ。…「日焼け止め貸して」」

私が言う前に、紗彩(サアヤ)が先に声をかけ

ていた。