家の前まで来た。

『じゃ、またな。』立花隼人が去ろうと

する。

お礼言わなきゃ…!

『あの…っ!』振り返る立花隼人。

『今日は助けてくれてありがと!

お休みなさい。』

そう言うと、笑顔で私の頭をポンポン

しながら、『お休み』ってささやいた。

その笑顔を見た瞬間、心臓が激しく動き

出す。