痛めたとこを、見せる。

少しだけ赤く腫れている。

『痛そうだな。』

そう言いながら

器用に手当てしてくれた。

『ありがとう…。』

『いーえ。』

『んじゃ、俺もう行くわ。』

『あ、手当てしてくれてありがと。』

そう言うと、立花隼人は手を振って

保健室から出て行った。