━…♪~♪~♪
机の上で着うたが鳴り始めた。
竜は勝手に朱祢の携帯を開いた。
゛080-‥‥-‥‥゛
知らない番号に竜はためらう事をせずに出た。
゛朱祢!!お前具合大丈夫なのかよ!!゛
出ると同時に怒りが交えた叫び声、間を置いて口を開いた
「あんたが蓮??」
゛ああ、お前誰だよ゛
朱祢以外のしかも男の声を聞いて蓮の声は低くなった。
「俺は朱祢の幼なじみ、もう朱祢に近づくな」
さっきまでの竜の優しい顔が強張った。
゛悪いけど、朱祢は諦められねー゛
「は?傷つけておいて?」
゛それでもだ゛
強気の発言。諦めない蓮にしびれをきらして゛チッ゛と舌を鳴らした。
「はん、おせーよ。明日、朱祢は俺が貰うから」
゛上等だッ!お前なんかに朱祢はやらねー!゛
それを聞いて一方的に蓮からの電話を切った。
竜は着信履歴を開き蓮からの履歴を消して携帯を元の場所に置いた。