「茅原!」

『あ、和也くん!どうした??』


キラキラと光る金髪の長い髪。

制服を着くずしてて、口にはガムフーセン。


この人は倉谷くんと下駄箱に一緒にいた。

赤木 和也(アカギ カズヤ)

仲良くなったのは最近で、入学式の後に話しかけられたのがきっかけ。



「クラスに集合しろだって!」

『何かあんの?』

「詳しい事は知らねー」


入学してから数日、まだクラスに馴染んでない。
いや…学校に馴染んでない私は内心ハラハラドキドキだ。

でも、蓮達が側にいるから私は寂しくない、と言ったら嘘になる。

本当はもっとみんなと仲良くなりたい…



「お!茅原も来たな~♪」

『へ?何々??』


教室に入ると教卓の前にテンションが高すぎる倉谷くんが仕切り始めた。