蓮と一緒にいたい思いは
誰に何を言われようと
折れないから…っ。
「私は、蓮をアメリカに移住させようと思うの」
ふぅ、と軽く溜め息を吐いた。
「俺は、アメリカには行かない」
「あのね、蓮。いい加減にしなさいよ」
「ふざけんな!!急に来て、別れろ!アメリカに来いだの!お前の言うことなんか聞けるか!!」
「行くぞ」、そう言って私の腕を掴んで部屋から出ていこうとした。
「認めないから」
「勝手にしろ!!」
蓮は低い声で吐き捨てると、部屋から出て外にへと私を引いて出て行った。
一人残された梢は煙草に火を付けて、口から煙を吐き出した。
「私に似て頑固ね」
フッ、力無く笑って煙草をまた口に加えた。