私の言葉を聞いて三浦蓮は口元を上げてベットの上に座り直した。



「素直になればいーの」

『え?う、うん』


コイツの事だから言ってもキスするかと思った…、って何、私顔赤くしてんのよ!!



「朱祢、なんかお前顔赤くね??
熱でもあんのか??」

『!?、ち、違う!!無いよ!絶対!!』

「動くなよ、おでこ貸せよ!」

『え!ちょ、きゃぁッ!!』


近づいて来る三浦蓮を止める事が出来ず、バランスを崩して後ろに倒れてしまった。




━…バサッ




『ッんもう!!なにすんの…』


上半身を起き上がらせようとして前を見ると三浦蓮の姿。

状況を見るとまるでベットに押し倒された形になっていた。




━…ガラッ



ドアの開く音に心臓が飛び跳ねて、恐る恐るドアの方に視線を変えた。



「え?お取り込み中??」

『「ち、違うわッ!!」』


お互い顔を見合わせて逸らした。

入って来たのは先生ではなく倉谷くんだった。
もし、先生だったら大変なことになっていただろう…