まぁ、私のクラスは有り得ないね。
みーんな、文化祭で彼女作るッ!!とか言ってるし…



「実は、一年生で…
















…浅田 淳って言う人なんですけど…」


顔を少し赤らめて答えた彼女に対して私は目が点。



浅田…って…


…え



『ええぇーッ!!!!』


有り得ない現実を彼女の言葉で叩きつけられ、驚きのあまりかなりの大声で叫んでしまった。



「え、あ、知り合いですか??」

『まぁ…、クラスメートですが…』


嘘でしょ…っ
浅田淳って浅田くんだよね?


ま、まさか、こんな美人が彼女!?



「いつも淳くんがお世話になっています
申し遅れました、私、水瀬 雫(ミナセ シズク)と申します」


深々とお辞儀する水瀬さんに私も慌てて名乗り出た。



『私は、茅原朱祢です』

「朱祢さんって呼ばせてもらいます
あ、私は朱祢さんより年が一つ下なので雫とでも呼んでください」


キラキラと眩いオーラを放つ彼女がとても年下なんて思えないっ
それにしても、浅田くん、彼女いるなら教えてくれてもいいのに…