お母さんは
凄い形相で近寄ってきた。



「大助さん!!いい加減にしてください!!」


バキン!!


お母さんのグーパンチがきれいにビットした。



「佑芽菜は渡さないって言ったじゃないですか!!どうしてわからないんですかぁ!?」


こ…

「怖っ…」


そのあともお父さんの秘書の人が来るまでお母さんはお父さんにビンタしていた。



━━━……



落ち着いたお母さんと

頬を濡れタオルで冷やしているお父さん



そしてどうしていいかわからないあたし…



この空間にはその3人だけ



「…ったくお前はどうしてそんなに暴力的なんだ…」



「それはどうもすいませんでした。でもそれはあなたにも非があるのではないでしょうか?」



まさに一発触発…

2人の間にはバチバチと火花が散っている