大分県の小さな島で
産まれ育ったあたしは

中学にあがるころ

船にのって

住んでいるところに来た


小さな島の小学校は
あたしが6年生のころの
全校生徒が
28人しかいなかった


それでもあたしは

その学校が大好きだった

ほとんどの人が
幼馴染み

気をつかわなくても
ちゃんとわかりあえてた

今住んでいる
とこにきた理由は

両親の離婚

あたしが
産まれたときから
あまり仲良くなかった

その時から離婚は
秒読みだったらしい


こっちにきて

あたしは人数の多さに
驚かされた

1クラスが
小学校の3倍以上

全校で300以上


そこで本当のあたしは消え
仮面を被った
今のあたしが
できあがっていった