「それはお前次第じゃねーのか、純太」
しかし修吾はまったく動じず、さらに意味不明なことを言い捨てて帰って行った。
はー……。めんどくせーやつだ。
そうしてみんなパラパラと帰って行って、やがてオレはひとりになった。
部屋を少し片付けて窓際に布団を敷き、ゴロッと寝転んで、マンガを読む。
テレビはうるさいからあまりつけない。
基本マンガかゲームだ。
いろんなやつが出入りするから、それぞれが持ち込んだマンガがいっぱい放置されていて、結構飽きることなく読める。
布団の上から窓を見あげると、
いつのまにか外は暗くて、
空には静かに、月が出ていた……。
マッハで飯を済ませてきたのか、しばらくしたらもうヤスがやって来た。
あとで集まるっつってたっけ。
ヤスは勝手にあがり込んできて、さっそくオレのそばに座り、もうマンガを読み始めている。
あは……、続きが読みたかったんだ、こいつも。