「なんで俺んちが」
ゆっくりと画面が霞みだし、プチっという音と共に真っ暗になった。と同時に写真も消えた。
そのあとはまたいつもの検索画面。どこを調べても少しの形跡も残っていない。
例のあのサイトの繋がりで間違いないと思った。やはりあれは冗談なんかじゃなかった。寝て起きたら悪い夢はすっかり覚めていると思っていた。が、忘れた頃に思い出させるなんて、かなり悪質な奴の仕業としか思えない。
もしかしたら、もしかしたらだけど、あの加穂留って奴もまたあの自殺サイトを発見した一人で、一緒に死ぬ奴を探しているのかもしれない。
だとしたら、会ってみる価値は充分にある。
あんなかわいい子と死ねるなら、怖くない。一人じゃないなら今すぐにでも連絡を取りたい。
日曜日、12時と指定されている、
行って確かめてみよう。話はそれからでも遅くない。