「そう……。あなたは今、大切なものがあるかしら?」




「……ねえよ、そんなもん」


「呆れた。夢のカケラもないただのつまらない男ね」




「あんだと?」



「結局あなたは、自分が一番大切なのよ!可愛いと思ってるのよ!」




思い切り痛い所を……!!



「くすっ。図星なんでしょ?その顔は」




「う……うるせー」



「とにかく。これからはあなたの思い通りにさせはしない!」 



「は?」