いけない!!俺としたことが!!


いつものクールさを失ってはダメだ。



パンッ!!と頬を両手で叩いて、いつもの俺を出して気合を入れた。




これから、幾多の試練を乗り越えていかなきゃいけないことも知らずに……。






「さて……着替えるか」

私服に着替えようとふと鏡を見た。


その時。




「!!!!!!」

言葉に出来ないほどの衝撃が、俺を襲う。



「な……なんだこれはーーー!!?」

俺は悲鳴をあげるよう叫んでしまった。