愛羅が亡くなって一か月。


葬儀のあと、俺は何もする気が起きなくて。


これまで以上に、部屋に引きこもりっぱなしの生活を送っていた。



「誠!いつまで塞ぎ込んでるのよ!?」

パシン。



ナナが俺の頭を叩いてくる。



「ナナ・・・お前、愛羅みたいだな」


「何それ?これでも誠のこと心配してるのよ?」



「はいはい・・・ありがとうございます」