「優太くん……私本当に好きなの……。ずっと前からこんなにも好きなの……」


「わかってるよ……。俺に任せて」



「うん…」

愛羅が身を委ねるように、優太に抱かれている。




ズキン……ズキンッ。



静まれ!俺の心臓!


見ちゃいけないって分かってるのに、俺は二人から目が離せない。



誰もいないこんな中庭で、一体お前らは何をしてるんだ?


そんな深刻そうに抱き合って……。 


もしかして二人は、付き合っているのか?



恋人同士なのか?