どのくらい探しまわっていただろうか?



ようやく中庭の中央にあるベンチに、二人腰掛けてる姿が見えた。




いた!!

ついに優太と愛羅を発見した。



俺は二人に見つからないように、そっと草むらの陰に隠れた。




二人は何やら深刻な表情をしてる。



しかも愛羅の目からは、溢れんばかりの涙でいっぱいだ。

さっきの幸せそうな表情とは違う。



まるで人が変わったように、愛羅は涙を流している。