「田代さん、おはよ!!」

希良が満面の笑みで、俺に挨拶してくる。



昨日あんなに泣き崩れていたのが、ウソみたいだ。



「あ……おはよ」



「あの……昨日はありがとう」



「え……?何が?」

俺がとぼけたフリをすると……。




「またあ、とぼけちゃってぇ!真琴ちゃんてば!!」


愛羅がバシバシと俺の背中を叩いてくる。




い……痛いっつーの!!