口ですごいことを言って、爽やかに目玉焼きなんか作っちゃってるし……。
「早く食って買い物行こうぜ。着るんだろ?浴衣」
言葉に詰まったあたしをからかうように見てクスッと笑うリュウ。
なんだか悔しい。
「……うん」
「パパまだー?おなかすいたー」
「出来たから座ってろ。すぐ持ってってやるからな」
「わーい!」
「まんま!」
「李久はママに作ってもらおうな」
「うーっ!」
リュウが優しく李久の頭を撫でる。
だけど泣く素振りは見せない。
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