目が覚めるともう朝だった。


いつの間にベッドに来たのかそれすらも思い出せない。


リュウは既に隣にはいなくて


だだっ広いベッドに1人ポツンと横になっていた。



「美久……!李久……!」



バッと起き上がって慌てて立ち上がる。



二人とは寝室を別にしてるからここにはいない。



立ち上がって部屋を出てすぐ隣にあるドアを開けた。



広いデザイナーズマンションなので造りも独特で。


ドアを開けると左右に数段の階段があって、その奥にそれぞれ小さな部屋がある。



そこでそれぞれが寝ている。