少しだけ拗ねているようにも見えるその顔。



「こ、困るって……?」



それに俺の相手って……


どういう意味で言ってるんだろう。


なんだか色々妄想してしまう。



「妃芽が構ってくんねぇから、1日中一緒にいれる李久に嫉妬するっつぅか……羨ましいっつぅか」



「ええっ?李久に!?」



だって


赤ちゃんだよ?


しかもあたし達の子なのに。



「李久と二人で楽しそうにしてたらいじけたくなるっつぅか……だから美久の気持ちがすっげえよくわかる」



腰に手を回されて引き寄せられる。


そして


顎をあたしの肩の上に置いてリュウは言葉を続けた。