家に帰る途中で、ハルや小田君と遊び終わった愛翔と待ち合わせをした。



夏休みに入ってこんがり日焼けした愛翔は、髪の色をますます明るくしてさらに不良っぽくなってしまった。



そんな愛翔に呆れるどころか、どんどんハマっていってるあたしはどこか変なのかも。



あれだけ不良は苦手だったはずなのに。




「どんな水着買ったんだよ?」



手を繋ぎながら並んで歩く。


愛翔の大きな影と頭一つ分小さなあたしの影が繋がっているのを見て、なんだか照れくさくなった。



「すっごい可愛いやつ」



どんな水着かは見てのお楽しみ。


ま、全部は見せないけどね。