「そのドレス……スカート短かすぎんだよっ」
頭が真っ白になる中、リュウの声が耳元で聞こえた。
「平岡とイチャイチャしやがって……他の男に、隙見せてんじゃねーよ……っ」
激しく甘く貫かれ、身体の奥が疼く。
リュウは最後までかなり強引だった。
「……ごめん。頭冷やして来る」
終わったあと、余韻に浸ることなくすぐに立ち上がるリュウ。
あたしは、浴室に消えて行く寂しそうなリュウの背中に何も言えなかった。
よくわからなくて、涙が込み上げて来た。
こんなに好きなのに、リュウのことが良くわからない。
浮気したんでしょ……?