〜凪side〜



そうちゃんの授業は地獄だから、サボリに屋上に行ったら郁斗がいた

少し話してたら思いがけないことを言うからすごいびっくりした




「もう信じてもいいんじゃない?」




自分でもわかるぐらいビクッてなった

いきなりそんなこと言ったらダメでしょ.........


でも、意外に平然としてる自分がいた




「わ、私も少し思った」




そう言うと郁斗はほっとしたように笑ってくれた

あ.........
心配、かけちゃってたんだ


こんな話をするたびに頭に浮かぶ葵の顔
それも早く薄れていけばいいのに




「ふぁ.........」


「なに?眠いの?」


「ハッキングしてたら徹夜した......」


「バカじゃん」