あまりにも幸せそうに笑うから俺は凪の頭を思いきりなでた
俺の大好きな幼なじみ
友達としてじゃない。一人の女として凪が好き
「気付かねぇのな......」
「え?なに?」
「いや、なんもねぇ」
そんなことも知らねぇで甘えてくる凪はかわいい
「さーて、俺はそろそろ戻ろっかな」
「いや。戻ったら確実にそうちゃんに殺される」
「いさぎよく怒られてやんよ」
凪は少しふくれた顔をして、うなってうなって.........
「郁斗だけが怒られるのはいや。
私も怒られてやるわよ」
「さすが。行きますか」
「うんっ!でも、少し寝たいかもっ」
「行く気ねぇだろ」
「あるし」
初めてのサボりは
大好きな人の背中を押してやれた
大事な人の笑顔を見れた
最高のサボり