「もう信じてもいいんじゃない?」




あからさまに凪の肩が軽く震えた


まだまずかったか.........?




「わ、私も少し思った」


「!?」


「葵とは違うはず。鬼神の人達はそんなじゃないって思えてきたの」




少し泣きそうな顔で俺に笑顔を向けた


凪だって前に進んでる
俺が不安がってどーすんだ


凪の背中を押してやるんだ


凪のことをいつも一番近くで見てきたんだ




「俺は、凪がどんな目に遭おうといつだって支えていく」


「んもー!郁斗大好き♪」


「黙れサボり魔」


「うっさい同類」




サボってよかった......

凪の背中を少し押してやれた気がする


大丈夫。凪は強い。
俺達が信じて凪の土台になる




「ふふふっ」