〜聖side〜
俺は族潰しに行ったはずだ
うん
行ったぞ
なのに、なんで
なんで
「凪ん家いるんだよ!!」
「いや〜、たいして聖戦力にならないからさ!
戦力にならない俺と弥生とお前きたってわけ!」
叶汰は買い物袋両手に満面の笑みでインターホンをならした
────「あ?」
とても低く、疲れきった結心の声が聞こえた
叶汰は適当に返事をして家の中にはいっていった
...............お前は躊躇ってもんを知らねぇんかよ
「凪〜。お粥食う?」
「叶汰ぁぁぁぁぁぁ」
「よしよし。今日は絶対安静な?」
凪はだいぶ弱っていた
世界No.1総長が、こんなん............
意外に可愛いかも?
────ぼふっ
「ってぇ............」