でも、誰も柊の声には気付かず

あらかじめ連れてきた弥生と柊と私しか、倉庫内にはいなかった




「なーんもないわ」


「凪、絶対なんかどっかいるから!」


「弥生が言ってんのはおばけでしょ?」




弥生の言うことは信じれん

今だけなんですけどね




「そんなふうによゆーぶっこいてると、

殺るぞ!!!」


「え.........」





──────ダダダダダダッ





「凪っ!!」


「しゃがんで!」




私はもともと切り替えるのは得意な方で、2人の言うとおりその場にしゃがんだ



なんだろう

すごく怖かった



こんなんで世界No.1とか言えんのか............



目をあけると、倒れていた血蜘蛛の人たち




「俺らの姫に手ェださないでくれる?」




柊が、なぜかカッコよくみえた.........

さすが鬼神幹部.........



弥生も殺ってるし.........



なんなのこの族は.........