〜結心side〜
え、なにこれ
なんで殴られてんのコイツら............
「高坂 結心!」
「なに?」
「仲間を信頼してるのはわかるけど無法地帯すぎ!
私を調べるとか、デリカシーなさすぎ!」
「柊、聖。調べたこと全部吐け」
俺は軽く2人を睨んでゆっくりその場にしゃがんだ
2人は青い顔して、少し怯えていた
「凪ちゃんは、世界No.1の族龍王の4代目総長だよ...............っ」
「今、いろんな族から恐れられてる」
黒澤が、総長?
女が、総長?
「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」
「っるさいよ............」
見事に俺と叶汰と弥生がハモった
こんな珍しいことない.........
「なんで黙ってたんだよ!」
「あなた達とそんなこと話す仲じゃないでしょ」
黒澤は少し寂しそうな顔をしてうつむいた
藍色の目が揺らんで見えた
「二度とこんなことしないで」
「「すいませんでした......」」
聖と柊は深々と凪に頭を下げた
「あ、せっかくおなじ暴走族ってわかったんだから仲間教えてよ〜♪」
弥生がにっこり笑って凪に近づいた
黒澤の仲間。
どんな奴かは想像ついた............