「 さーな !! おっはよ ~ 」

「 あ 、おは‥ うわ っ 」


いきなり抱き着いてくるのは辞めてほしい 、
本当吃驚するんだもん 。

あたし 、猫山咲奈 

そして今挨拶して抱き着いてきたのは 、
幼馴染みの 内田真衣 

バレー部の部長候補で運動神経が凄くいい 。
ついでに あたしはマネージャーをしてる 。


「 今日から2年だね 、あああ… 咲奈と同じクラスなれるかな ~ 」

「 別に違うクラスでもいい 」

「 でたよ 、ツンツン咲奈ちゃん 」


同じクラスじゃなくても 、
部活で会えるからいいでしょって意味だったんだけどな 。

別にツンツンしてない 。


「 咲奈 ! 違うクラスでも休み時間遊びにいくからね !! 」

手をぎゅっと握られて恋人みたいに絡ませながら 、あたしの耳元で言うんだ 。

やめて欲しい…… 何故かドキドキする 
多分こういう経験が少ないからだな 。

「 ……うん 」

真衣を見つめて頷くあたしに 、真衣はニコッと微笑むと顔を近付けてきて 、あたしの額にちゅっと口付けする 。

「 ちょ …ちょ ‥ まい ! / 」

あたしは恥ずかしくなって両手で顔を隠す 。
顔から火が出るくらい熱い 。
行っておくけど 、今は登校中で普通に人が周りに居る状態 。

「 あ ~ 可愛咲奈 ! あたしの咲奈 ~ 」

また 、ぎゅっと抱き付かれる 。
" あたしの "って……… 、
真衣って少し百合気質がある 。