『お母さん!送ってってよ~!』
(もう・・・お母さんのせいでこんな時間になった。)
『ばか!早く乗りな!』
バタバタバタ・・・
お魚くわえた野良・・じゃなくて少女とエプロン姿の少女の母が車に乗り込んだ--

少女の名前は有(ゆう)
お転婆で慌てん坊だけど素直で真直ぐな高校一年生
・・・という事にしておこう。
『お母さん!ここでいい!門まで行くと恥ずかしいから!』
『だったら明日からは自分で学校行きなさい。』
『もう~うるさい!!』
バタン!
(あっ、ありがとう言うの忘れた。まぁいっか)
この日もいつもと同じ朝だった。