この時なんとなく椎名君には聞かれたくないと思った。

なんでだろ?

"〜次の発表者は…2-Cの東城奈々子さん!!!〜"

「ひゅ〜〜〜!!!!!!」
「奈々子ちゃん待ってました!!!!」

次々に聞こえる声。

恥ずかしいから注目しないで……。

"〜さぁさぁ東城奈々子さん紙を引いてください!!!〜"

どうか簡単なものでありますように…

そう願った私の思いも虚しく砕け散った。

"〜なんと東城奈々子さんの暴露は「自分の好きな人」だ〜!!!!〜"

この時私は初めて神様を恨みました。