「なにそれ、つまんねーの」


「むしろなんかあったと思った?」


「それもそうだな。愚問だったわ」


「なーに話してるのー?あたしも入れてよ」


「健全な男子高生がする会話だよ、それでもいいなら」

笑いながら俺は言う


話しに入ってきたのは岡宮めい。女子バスケ部の部長だったかな。平林さんもバスケ部で仲良しみたいだ
そして極めつきはこの二人が付き合ってること。ほんとつい1ヶ月前から

めいちゃんは俗にいうドルオタだ。今流行りの色分けされた5人組が好きなだと


告白したのはめいちゃんかららしい。なんでもなんか好きだから付き合おうって、LINEで言われたんだってさ


「えーなんかおもしろそうだから聞くー」

「健全な男子高生がする話ってなんだと思ってるんだよ」


そうだよ。



「そんなことはどうでもいいんだけど、今日野球部って部活?」


どうでもいいってほんとなんていうか似てる。むかつく


「部活ですよーなんで?」

「部活かー、手伝ってほしいことがあるんだけど」

「今日じゃなきゃだめなやつ?」

うん。と頷いた

「雨降ってるし早く終わると思う」

「じゃ終わったらともの家きて」

「え、待って。俺んちくんの?聞いてない聞いてない」

「行っちゃダメ?」

「あ、いや、ダメじゃないけど…」

「はい。決定
ってことで玉は部活終わったらLINEして」

「ほーい」


ちょうどいいところでチャイムが鳴る

無言で二人は自分の席に戻っていった