夜になっても
私は春馬椿のことを考えていた

何故私なんかに壁ドン?をしたりしたんだろう…




私自分の部屋にいても落ち着かないから
外に出て海に向かった…

暗い道を一人で…






ザァーザァー


『うーー!はぁ~やっぱり月と海っていいよなぁ、勉強のこも忘れて波の音をきいて…』

独り言の多い高校一年生の桜野ハノンは
一人で浜辺を歩いていたら

『おい』

『きゃぁぁぁ!』

誰かに声をかけられてビックリして
叫んでしまった…

『お前ってそんな女の子らしい声だすんだな』

笑顔で言ったのは隣席で
とにかくしつこい春馬椿だった…

『なんだ…春馬君だったか…』

『お前…なんでここにいるんだよ』

『えっ…』

いきなり怖い顔をした春馬椿