これって告白…?


『えっ…今なんておっしゃいましたか?』

日本人なのに少し片言な言葉でたずねた

『俺は桜野ハノンのことが好です。付き合ってくれ』



ザァ~ザァ~

綺麗な波の音と、ともに聞こえる
恋の音。


『私も春馬君の好き…でも…』

『でも?』

『これが恋なのかわからない…確かに私は昨日からずっと春馬君のことしか考えてない…今日も…いつもうっとおしく話しかけてる春馬君が一度も話しかけてはくれなくて凄く寂しかった…でも、この気持ちが 恋 なのかわからない…だから…ごめんなさい…』


春馬椿はずっとハノンから視線をそらさない

それに気がついたハノンは
春馬椿から目をそらした



『わかった…』

ハノンはまた視線を春馬に向けた


春馬の顔みつめていたら
いきなり体が何かに包まれた…


『えっ…』

ハノンが状況を理解したのは数秒だけど
何分も感じた…


春馬がハノンを優しく抱きしめた





『ハノンは俺に絶対に惚れるいや、惚れさせる 好きだよ 』


ハノンは目をまん丸にして夜空をみていた…
抱きしめられてるのに離れたくない…


この気持ちはなんなのか…。

恋ってなに…。