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その後､みんなそれぞれ体を休めて夕方になるとまたプレハブに集まり始めていた
『ねぇねぇ､さっきここに来る途中に怪しい人居たんだけど！』
そんな中､カオリがプレハブに到着してすぐに声を張り上げて言った
プレハブには俺､リーダー､ゲンタ､ノリ､そして今来たばかりのカオリ
『怪しい人?』
真っ先に聞き返したのは俺だった
『うん､なんかすっごい悪そうな人で…｡赤髪で襟足だけ黒い男の人だった！』
………！！！！！！
カオリの言葉で一瞬にして場の空気が変わった
『カシワギだな』
リーダーが静かに言った
…………
静まり返った部屋で､“カシワギ”の名前が出ると決まってみんな険しい顔をする
その空気を遮ったのは……………カオリだ
『だーかーら！カシワギってなんなの?昨日リーダー後で教えてくれるって言ったじゃん！！』
少し場違いな空気を出すカオリに対してリーダーは
『あーそうだったな､ごめん､ごめん』と怒ってるカオリをなだめながら､カシワギについて簡単に説明していた
その説明をしている間も何だか微妙な空気が漂っていた
