「なぁなぁ、園田。」 「なに?」 「俺、肉まん食べたくなったんだけど!そこのコンビ二寄らない?」 「はぁ?」 いきなりそんなことを言ってきた高瀬に、私は思わず眉を寄せる。 正直言うと、このまままっすぐ家に帰りたい気分だった。 だって、雪降りそうだし。 「私はもう家のコタツでみかんを食べたい気分なのですが。」 「えー、いいじゃん!ちょっとくらい」