「あの時は、"恋人と一緒に食べる"のにあこがれてたんだけど。」 「・・・・・・。」 なぜか突然、無言になる高瀬。 私は高瀬の方を見上げるが、高瀬は前を見たままこちらを見ようともしない。 え、なに。高瀬もしかして怒った? 私、なにか怒らせるようなこと言ったっけ? 「ねえ、たか-----」 「園田はさ・・・いるの。」 は? 高瀬の意味不明な言葉に、私は一瞬ポカンとする。 「え、なにが?」