高瀬から肉まんを受け取る。


そこで私はふと、さっきの女子高生たちが気になった。


そっと振り返ってみる。



すると、二人はあからさまに落胆した様子でこちらをチラチラと見ていた。




そんなに落ち込まなくても、私は高瀬の恋人なんかじゃありませんよ。




と、コンビニを出るまぎわに、私は心の中でつぶやいた。