……………ん?な、なにを企んでいらっしゃるのかしら
「じゃあ、準備してきますね♪」
バタン
り、リフス部屋出ていっちゃったんだけど…
「おい美緒、時を止まらせろ」
「え!?」
「はやく」
詩音に手を握られる。ちょ、緊張。
わ、私もって瑠璃にも手を握られる
全くもって何事かわからないけどとりあえず。
「時よ止まれ!!」
「よくやったな、じゃあ行くか。」
「え、ちょっと!?」
詩音に手を握られたまま瞬間移動する。
あ、リフスだ
「……よし、」
ガツッ
「……え!?ちょ、詩音!!?」
「な、なにやってるの!?」
「………時を戻せ」
「時よ流れろ!!」
………………………………………。
「痛ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
「そ、そりゃ痛いよね……。」
ジュニアチャンピオンの蹴りだし……。
「ちょっと詩音さん!!話が違うじゃないですかぁ………」
「だって美緒だし。一応美緒のボディーガードだし。無理だし」
ん?話が違う?私?………も・し・か・し・て
「ちょっとリフス」
「はい?」
「詩音に私を蹴らせるつもりだったのぉ?」
思いっきりニッコリ言ってみた。リフス君の反応はいかに。
「…………………そんなわけないじゃないですかぁアハハ、やだなぁ美緒さんったら」
「そっかぁやっぱりそうだったのかぁ………よし詩音、詩音の主としてリフスをボコボコにするの許すわ」
「そうよぉ、ストレス溜まってるんでしょお?」
「さすがにかわいそうなんだが」
「おぉぉぉぉなんと優しい詩音様!!!」
「やっぱダメだな、美緒時間止めろ」
「えぇぇぇぇ!!?嫌だ嫌だ嫌だ次の一瞬が怖いぃぃぃぃ………」
「時よ止まれ!!」
「部屋でやった方が良いんじゃない?ほら、メイドさんとか通ったら困るし?」
………………………………………この後リフスはフルボッコにされましたとさ。ちゃんちゃん。
「…………えぇぇぇぇ!!?それで終わるの!?超痛いんですけど………ってあぁ、そうだった」
「美緒さん、ちょっと痛みを和らげる魔法使ってみませんか?」
「え、そんなのあるの?別に良いけどリフスには使いたくないなぁ……」
「ちょ、なにさらっと酷いこと言ってるんですか!?」
「いつ必要になるかわかんねぇし、教わっとけ」
え~、リフスだし…
「そうねぇ、もしかしたら詩音が私達……主に美緒ちゃんだけど。まぁ、守ろうとして怪我するかもしれないし。リフスに治療するのが嫌なのはわかるけどやらなきゃ。」
「そっか」
「ちょ、瑠璃さん酷いっ」
…………事実よ。
「で、どうやるの?」
「えーっと………あ、瑠璃さんも手伝ってくれると処置が良くなるのですが」
「え、そうなのぉ?」
「はい。自然の力で。」
へ~……そうなんだ
「じゃあやってみようか」
………どっちかって言うと瑠璃の方が処置能力あるんじゃ。