「言い忘れてましたが、一緒に魔法を唱えると体力消費がその人数分分割されます」
「えーっと……」
「えっ?それって美緒ちゃんと一緒に居れば美緒ちゃんが魔法を唱えたとき私の体力も消費しちゃうけど美緒ちゃんの魔法が私にも使えるってことっ!?」
「はい、そうです」
「やったぁ♪」
「じゃあ、こいつの体力を借りればこいつも火を操れるということか」
「はい、そうです」
こいつって………詩音め。
「ねね、瑠璃。一緒に時間止めてみないっ?」
「止めてみよっ」
「時よ止まれ!で止まりますよ」
意外と普通ね
「じゃー瑠璃、いくよ~」
「あ、手を繋いでやってくださいね」
よし、
「時よ止まれ!!」
「「おぉ~」」
すっごーい!詩音が固まってるー!
「今なら詩音になにしても大丈夫そうだなぁ」
「だ、ダメだよ美緒ちゃんっ………多分」
「…………今日のところは勘弁してあげるわ詩音!!」
「時よ流れろ!!」
「あれ、お前ら時間止めたの?」
「止めた止めた~っ笑」
「楽しかったよ、ね~っ♪」
「うんうん~っ」
「あ、そうだ、詩音さん」
「…………に………、……。」
「あー、OK」