いつもの定番コースを散歩し終わり、公園に戻ってくる。



--カタン


小さな音を立ててベンチに座る。



「ふぅぅ〜」



今日はちょっと曇り気味の空。



ちょっと雨も降りそう。



そんな天気だからか、休日だっていうのに公園には誰もいない。



だから1人優雅に過ごせる。



ベンチに寝そべって空を見上げる。



「黒い雲。」


黒くて厚い雲が空に覆いかぶさって、青空を見えなくしてる。



ーーーわたし、空って好きだなぁ。


いろんな顔を見せてくれるんだもん。


泣いてたり、怒ってたり、拗ねてたり、優しかったり、照れてたり。



雨が降って、雷が鳴って、厚い雲で覆われて、青空を見せてくれたり、夕焼けで染まったり。



本当、そんな空が好き。


顔は無いのに、生きてるみたい。





って、こんなのんびりしてる場合じゃないんだよね。



テストが来週に迫ってる。



勉強しなきゃ。