「そう言ってる紅葉こそやばいんじゃないの?赤点取るくらい。」
「そうなのよ〜。やばいの赤点。今度こそ追試組に入れられそう、、、」
そう言ってこっからほぼ徹夜で頑張るくせに。
「ねえ、汐音〜、勉強会開いてくんない?蒼も呼ぶから!」
「いいけど、、、」
水瀬さんが来てくれるんならなおさら。
水瀬さん頭いいらしいし、私も勉強になるしね!
「水瀬さん大丈夫なの?予定とか。」
「だいじょぶよ!私が上目遣いで頼んだらすぐ来てくれるわよ!」
うわ、すごい、、、さすが彼氏の扱いかたわかってるね。
そしてすぐ来てくれるって、ほんと紅葉のこと溺愛してるんだなぁ。
「そ、そう。ならいいんだけど。
で、ついでに私も勉強教えてもらってもいいか聞いてくれない?水瀬さん文系でしょ?歴史とか得意だよね?」
ほら、私、歴史苦手だし。
「いいわよ!そのくらい頼んであげても。」
頼んであげても、って、、、
「ただし、汐音の家で開いてくれる?
蒼うちに呼んだら、お母さんからなんか誤解されちゃいそうだし、、、
勉強会なのに、何彼氏呼んでんの⁉︎って。」
「いいよ、そのくらいなら。じゃ、明日!ちょうど休日だし。」
「わかった!ありがとね!」
よかった、これで私も先生の期待に応えられそう。