俺は名前を彼女になのり、握手を催促した。

彼女は遠慮気味に握手を交わしてくれた。


なんだ、これ?

体中が熱くなった。

今すぐ彼女を抱き締めたくなった。

が、初対面でそんなことやったら嫌われるだろうと思い、

用事をつくり帰ることにした。



キイィッー、

『またな!』

と言い屋上を出た時彼女を見たら悲しい顔をしていた。


どうしてだろうか?


彼女のことで気付いたのは、


彼女は笑わない、こと。


無表情だった。

声には感情が出てるのに顔は感情なんか無かった。



ん?


…ああああっあ!!


名前聞くの忘れた…


俺の心は折れそうだ。